
私は世界銀行に30年勤め、世界銀行東京支部の副理事としてそこでのキャリアを終えました。そのため、マダガスカル大使としてこちらに来た時、日本は二度目でした。マダガスカル大統領に日本で大使になってくれるよう頼まれたのは、私が退職しようとしている時でした。大使としての私の主な任務は、日本とマダガスカル両国のよい関係を維持させることです。また、自国と日本の間の貿易や投資を促進することにも、力を注がねばなりません。
マダガスカルの人々は祖先を崇拝しています。彼らは人の死を尊敬と畏怖の対象として考え、後世を現世と同じくらい大切だと思っています。葬式では会葬者が手の込んだ儀式を行い、もし死者が不満であると分かれば、霊を鎮めるためにさらなる儀式が行われます。最も有名なのがファマディハナと呼ばれる骨を掘り起こす儀式です。死者は掘り起こされ、もてなされ、話しかけられ、贈り物と新しい埋葬布と共に再び埋葬されます。
日本とマダガスカルの人々との間には、いくつもの類似点があります。まず、私達は共に年輩の人々を敬うということです。マダガスカルでは、年輩の人々は特別な地位を占めています。また、特に知らない人やお客さんに対して礼儀正しいということも、私達の類似点です。日本と同じように、マダガスカル料理は米を主食としてもいます。
マダガスカルの古い世代はとても保守的です。他のほとんどの社会と同じように、私達が10代の若者を理解することに困難を感じている場面も多々あります。若者はたくさんのスラングを使い、我々には馴染みの無い音楽を聴き、時折奇抜なファッションもしています。彼らは大変現代的に見えますが、伝統にあまり敬意を払ってないようでもあります。
マダガスカルの一般大使として、私達が自国での目標を達することができるように手を差し伸べていただけるよう、学生と教授の皆様にお願い申し上げます。私達の文化が以前よりもよく理解されるようになってはきましたが、我々マダガスカルの一般大使が私達にとって大きな助けとなるだろうと私は思っています。
マダガスカルに足を運び、面白い特徴や文化を持っているこの美しい島をぜひ探検してみてください。他の地域に類を見ないような植生を見ることができるでしょう。美しい刺繍の施されたテーブルクロスや、希少価値のあるいろいろな石など、マダガスカルの職人による手工芸品もいくつか挙げることができます。
マダガスカルは日本のノウハウを必要としていることも、付け加えておきたいと思います。なので、就学を終了した学生はマダガスカルに来て、学校や大学で教師として働いてみるのはいかかでしょうか。私達は、あなた方をいつでも大歓迎します。